痛み

一室に鋭く響く鞭の音。

唸りだす声。

絞りだす声。

徹底的に痛めつけられる快感。

思わず目を閉じる。

闇。

そのの感覚がさらに増幅される。

痛みを与えるとは、

鞭を振るいかざしたり、

顔を足で踏みつけたり、

頬を思い切りぶったり、

乳首を噛みちぎる程の痛みを与えたり、

陰部が濡れる前に挿入したり。

様々な部分にピアスを入れたりするのも痛みのうちの一つだろう。

痛みという感覚をも主によって支配されているという実感。

そのような人々は痛みと快感の境界が非常に近い。

体のあらゆる部分で痛みを感じようとする。

体のあらゆる部分で悦びを感じようとする。

私はよく、これでもかというくらい尻に爪のあざを作る。

貴女は痛みを感じることによって支配されていると再確認することができる。

その痛みが薄まればなんともいえない悲壮感に見舞われるだろう。

痛みを与えることによって、眠れる感情を呼び起こしているのかもしれない。

そして次の調教においても貴女は麻薬のように貪欲であるだろう。

痛みを味わうことによって「生きる」ことへの悦びを感じるということか。

痛みに対して快感を感じながら耐えていく。

その絶えたご褒美として絆が深まっていくのであれば、

貴女はこの上ない幸せを感じるだろう。

痛みを与えるということは、奴隷としてまたは牝犬としての刻印を彫りつづけているのかも知れない。

もっと深く。もっと様々な場所に。

そしてその彫刻が消えてゆく度に私は彫りつづける。

えぐれるように。えぐり取るように。もっと激しく。

生身の体に・・・彫っては消え、消えては彫るという行為を永久に繰り返してゆく・・・。

貴女の全てを私の所有物（もの）にする為に・・・。


2003.11.24　heartz

HOME 更新履歴 お知らせ はじめに＆調教方針 私について 日常 調教 命令 告白 SM　ＬＩＮＫ

my bookmark コラム 調教を希望される前に Hアンケート 各種募集 写真館

ドキュメント Web mail 掲載雑誌 プライバシーポリシー サイトポリシ−