鎧
アタシの中に小さなアタシがいるの。いつも泣いてる小さなアタシ。
気づかないまま時を重ね、今、大人の女という鎧を着けてる。
静かに微笑んで気の利いたジョークを投げかけ華やかに装って何もないフリをしてる
ココロにもルージュ上塗り澄ました顔で貴方を見つめる
まだ泣いている小さなアタシ。
この鎧をぶち破るにはもの凄いエネルギーが必要で
危険だとかそうでないとかそんなこと議論する余地なんかなくて
アタシは今、この鎧を壊そうとしてる。
造り上げられた綺麗なアタシを剥がしてしまおうとしてる。
いつも泣いてる小さなアタシ。
鎧を壊してタスケテアゲル―