この前、少し私の小さい頃のことをお話して、何だか忘れていた昔の事を次々と思い出し、私の中をつむぎが占領しそうで とてもこわくもあり、でもこのまま全部吐き出せたらどんなにか楽だろう・・という複雑な気持ちです。 でも、いままで誰にも話せなかった事をご主人様に話す事によって本当の私が見えるんじゃないか・・と思い勇気をだしてお話します。
あれは私が中学1年の初めの頃の事だ。その日の日直当番だった私は、次の時間の美術の用意をするため、一人で美術室で先生の手伝いをしていた。道具を運ぼうとしていた私の後ろで先生は書き物をしていた・・はずだった。いきなり何がおきたのかわからなかった。気がつくと先生が私の後ろから抱きついていた。 苦しくてもがいてる私の口をふさぎ、セーラー服の中に手をつっこみ胸をまさぐっては 耳元でハアハアと荒い息をふきかけた。「頼むから じっとしといて。」といいながら後ろから自分の下半身を私のスカートに押し付けていた。 時間にしたら多分そんなに長い時間ではなかったと思うけど、私にとっては恐ろしく長い時間だった。恐怖で力の抜けた私だったけど、フトわれにかえって思いっきり先生をつきとばした。次の瞬間左のほっぺたにシビレがはしった。あいつが平手で私をたたいたのだ。そのまま飛び出した私はずっと体育館倉庫の中で泣いていた。それから卒業するまであいつの授業にはでなかった。ねこなで声であやまってきたり、話かけてきたけど、とうとう卒業するまで一言も私は口をきかなかった。こんな事友達にも、ましてや親にも言うこともできず、ずっと私
の中で閉じ込めておこうと思っていた。そんな事があってしばらくは立ち直れそうになかった。私も、時間がたつとだいぶ事件の事は忘れて、いつもの生活をするようになっていた。でも・・それから5ヶ月位たったある日。今思い出しても怖くて、それでも私の中でどうしようもない血が騒ぐ出来事があった。私は、一学年上の男の子から 放課後体育館の裏にきてほしい・・と呼び出された。多分 付き合ってくれ。と告白されるんだろうと思いチョッとドキドキしながら指定された時間に行った。 そこには、一つ上の結構頭のいい、でもおとなしいというイメージの先輩がいた。「ちょっと目をつぶってくれる?」と言われた私は、ラブレターでもくれるのかな・・と思って軽いつもりで目を閉じた。