今思いだしても全身の血が逆流しそうな位の緊張感だった…あの二日間は。あれは一体夢だったのか、現実だったのか…あの時の事を思い出そうとしても、フラッシュバックのようにところどころが鮮明に蘇るだけだ。貴方の匂い、黒のダウンジャケット、ポケットの中のあったかい手、町並み、早足で歩く貴方、車や人からかばうようにさりげなく歩く貴方、誰もいないさびれた遊園地のトイレ、車で寝てしまった貴方の横顔のむこうに沈む夕日、空のむこうの虹…貴方から「食べないんか?」と言われたけど、緊張のあまりほとんど食べられなかったこと。夜中だってそうだ。
貴方から発する他人を寄せ付けない威圧感、オーラで私はそばに寄る事さえできずに、緊張感とこわさでほとんど一睡もできずに朝を迎えた。今回私が感じた事は、貴方は完璧なSだという事だ。実は私はあれから数日寝込んでしまった。今まで経験した事がない位の緊張がとけて腑抜け状態になってた。貴方と過ごした二日間が現実のものとなってからなぜかメールを打つ事も電話をする事もためらってしまってた。なぜだかわかないけど…でも毎日パソコンを開いて貴方のホームページを見る事は日課になっていた。もうそろそろあの時買った焼酎が届いて飲んでるのかな…と思いながらホームページを見てた。そしたら今日は私が前に送ったメールがたくさん載ってた。あ〜まだ私の事を覚えててくれたのかな…とか思ってうれしかった。だから今ちょっと勇気を出してまたメールを打ってます。あれから帰って、貴方の写真を見ようと思ったら、旦那から削除されてた…ドキッ!!
でも大丈夫でした。ヤレヤレ。 でも写真がなくなって悲しいよ…。それでは…おやすみなさい。つむぎ
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