Heartzさん、 お元気ですか。今、ビートルズの『HELLO,GOODBYE』を聞きながらメールを書いています。ビートルズの中で一番好きな曲。ビートルズとの出会いは、バレエを習い始めた頃だったので、3歳の時だったと思います。ラジオで流れていたのに興奮して、親にLPを買ってもらったのがはじまりです。その後、バレエのレッスン中に「どうしてもあの曲じゃなきゃ踊れない〜!!」と周りを困らせ、教室を追い出されたのを懐かしく思い出します(笑)・・・と、全く関係ない前置きを振ってしまいましたが、例の”挿入の儀式”について、自分の中の葛藤に悩んでいます。「馬鹿馬鹿しくてとても付き合っていられね〜よ」と思われるかもしれませんが、この歳まで処女を守り続けていると、「再び大好きな人が現れるまで、大切にし続けよう!」という意地と、「言い寄って来る人たちと手当たり次第にやってしまえ!」という女の本能がお互いを主張しあって譲らないのです。今の彼とは・・・既に銀婚式を迎えた夫婦のような、まったりとした関係を築き上げています。もともと相手が強く望んでくれた交際だったので、最初から「彼に抱かれたい」とか、デートの前の晩は興奮して眠れないと いうようなときめきは余りありませんでした。職場が一緒ということもあり、本当に熱心に仕事を教えてくれたし、時には親にさえ言われたことのないようなことを言われて叱ってくれもします。私もいつしか彼に熱い”愛情”のようなものを抱くようになりました。でも、それは肉親に対するものと酷似したものだということは前から気付いていました。実際、肉親以外でこれほど情を注ぐことができる人は彼が初めてだと思います。でも、あくまで恋愛感情とは違う・・・彼は”結婚するまで君の純潔は守り抜く”と私も「ありがとう・・・」なんてHeartzさんが聞いたら明治時代のカップルのような会話をしているわけですが。父親を始め、兄にしろ、ボーイフレンドにしろ、私の周りの男性はみんな優しい人ばかりだったような気がします。父親なんか私を甘やかし通しでしたし、周りもそうでした。まるで一人っ子のようにいつもベタッ可愛がりされていたのです。だからでしょうか、物心ついた時から”強い男性に力強く支配されたい”とひたすら思うようになったのは。つい最近、初めて他人に「おい、お前」と呼び捨てにされ、びっくりするほど胸が高鳴りました。その人は、もう50歳を過ぎてい て当然奥さんも私くらいの娘もいますが、何故かとても強く惹かれてしまうのです。周りから「彼はすごい頑固で周りとの衝突が絶えない」と聞かされていましたが、そういうところも大いに魅力的です。彼を思って久しぶりに激しく濡れました。彼のような人こそ、私が(私の身体が)ひたすら求めて止まない人なのだと確信しています。そして・・・今すごくHeartzさんの声が聞きたいです。電話してもいいですか。

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