美優日記(NO.5)
2004.07.24
帰ってきたよ。
あの人のところへ。
さよなら貴方。
もうアタシはいない。
この波に飲まれて、輪廻を繰り返し、あの人のところにいる。
楽なの。
何も考えずに、あの人に抱かれて。
ねぇ、この胸に貴方との夏を詰め込んで、どこかへ逝ってしまいたい。
貴方はどこにいるの?アタシはここにいる。
貴方の声の届くここにいます。
寂しくなったら、呼んでね。
アタシの名前を。
2004.7.15
こうなるなんて考えてもいなかった。ろくでなし。
貴方を救えなかった。
また一つ、私の罪が増えた。
救えない、いつも。もう、たくさん。
もう、庇護してくれる人の元で何も考えないで生きていたい。
疲れたよ。
貴方にじゃない、自分に。
今、飼ってもらえるなら私、限りなく従順になれる。
いいんだよね。私たち、これでよかったんだよね。
2004.7.6
「美優」に戻る時、たまらなく抱かれたくなる。
プレイしたくなる。ここしばらく「美優」を封印して暮らしていたから久しぶり。
プライベートは未だ整理がつかず、考えないようにハンドルを握る、毎朝。
髪型を変えた。化粧の仕方も変えた。
このウザったいモヤモヤを胸に抱いたまま、生きてやろうと思ってる。
苦しいのに綺麗になれてきた気がするのは何故?
2004.6.28
ただがむしゃらに動いている毎日で、私は何をしようとしてるんだろう…と。
ふと先日書いたコラムを見たら気がついた。
「心の鎧」…鎧に隠された「小さなアタシ」。
なんだかとてつもなく大変な作業をしようとしているのかもしれない。
正直、このところ心身ともにズタズタだ。
停滞・後退・逃避…求めたいけど求められない苦しさの中にいる。
2004.6.20
雨は好き。
今日も雨。
明日は雨の高速を飛ばさなきゃいけないのかな。
かなり高ギャラの仕事だから気合をいれなくちゃ。
ありがたいことに仕事が思い切り上昇気流。
求められた出来にどれだけ近づけるのか…ギャンブルみたいで面白い。
泣き虫・甘えんぼ・感傷に振り回されるアタシは「美優」だけかもしれないな。
2004.6.10
酔って書いた日記には繰り返し「サヨナラ」の文字。
そうやって自分に言い聞かせないと未だにやっていけないのかもしれない。
意識がクリアーな時は慣れてきた仕事と新しいライフスタイルに満足できている。
相変わらず要領よく振舞えない不器用さには溜息が出るけど…
お利口なフリをするよりこのままでいたい。
その方が生きてる実感がするから。
2004.6.7
刹那
安心するの。
あの人しかいないから。あの人はもう此処にいないから、此処での修羅など構いやしない。
目を閉じてトランス。もう少し、ほんの少し手を伸ばせばあの人がいるから。
近くて遠い、この世の果て。この身体は仮の器。
あの人に逢うまでの間、せいぜい快感を味合わせてもらおう。
安らげるの。
やっぱり私が帰る先はあの人のところだから。
サヨナラ、イトシイアナタ。
2004.6.5
学生時代暮らした街へ出張。
仕事を終えて街に出て、キャンパスへも足をのばしてみたら…懐かしい恩師とバッタリ。
少し排ガスくさい夕空も、渋滞のテールランプも全てが心地よく、まるで学生の時分みたいな気分。
戻れない恋も、荒んだ生活もなんとなく許せそうな気分で空を見上げる。
久しぶりに微笑んだ気がした土曜日。
2004.5.30
ポピュラーなCDだけかけて何も考えないフリして街へ。
ここしばらく引き篭もっていたから財布が満腹(笑)。
ブランド物は嫌いだからブランドショップへは行かないけど
ローラ・アシュレイでドレスを見てたら本革のブラックのバッグに遭遇…即買いっ。
夏服を見たり、ランチを摂ったり…久々に休日って感じでリフレッシュ。
この春、ライフワークが変わってから
「綺麗になった」とか「活き活きしてる」とか褒められてちょっと嬉しいんです。
ブラックのバッグ、似合うといいな(笑)
2004.5.27
嘲笑したくなる程、思い切り堕ちたら、虚空を睨んで這い上がろう。
大きな仕事を成功させた。
一時はスケジュールに穴を空けるかと思ったけどなんとかクリアー。
いくら最低女に落ちぶれようとも表の顔はそれを許さない。
それでいい、と思う。
別れも出逢いもぶざまな堕ち様も、きっと今の私には必要な事だったと思うから。
再会した男性から綺麗になったね、と…お世辞だとしても…どうもありがとう。
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