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リリ日記(NO.6)



2002.11.12

自分自身に本当も嘘もない。

光の加減や角度によって物の色や形が変化するように、人の心も変幻自在。

環境により出会う人により体調により天気によりコロコロと変化し、

様々な自分を感じたとしても全て自分自身。全て現実。

嘘をついても、縛られて感じても、意地悪言っても、

牛丼が好きでも河豚が好きでもSでもMでも。自分自身に限りはない。

本当の自分とか嘘の自分というフレーズに振り回され心の広がりを封じてしまうのはつまらない。

何かと制限のある日常、せめて自分の心くらいは許し、認め、解放したい。


2002.10.28

誰かの幸せを祈ることがあっても幸せにする義務はないかもしれない、

しかし不幸にする権利などあるはずもなく、選択肢を奪うなど許されない。

歴史の不幸を背負い、人生の選択肢を奪われ、

諦めと忘却から始まったであろう24年間を生きた方々が再び選択肢を奪われることがありませんように。

幸せな選択を以て帰国されることを祈ります。

『ブルーリボン運動』に賛同する一人として。


2002.10.13

無条件に愛される経験は心の土壌を肥やしてくれる。

多くの人は人生の始まりから親や家族に無条件に愛される体験を持ち

自分を認め自分の全てを引き受けることができるようになる。

そして肥えた土壌を持つ心はやがて無償の愛を、与える喜びを、

受けとめる大きさを持つのだろうと思う。

自分が誰かに愛されて生きているということ、

同じくらいに愛してきたことを時々思い出してみる。

自分をもっと好きになれる。

自分自身をもっと大事にできる。


2002.10.3 

気まぐれと生涯をかけた情熱との相違は

気まぐれのほうがやや長続きするということだけ。

気まぐれ程度でいい。考えこんだり、

切なくなったりするほどの事がどれだけあるっていうんだろう。

どれもこれも一瞬の出来事でしかないんだから。


2002.9.6

続けること、それは何より難しい。

一つの事柄を積み重ねていくことで出来上がる何か。

それがどんな形の物なのか、何色なのか、はたして形のあるものなのか、

それを知るまで続けていくことが難しい。

突拍子もないほど斬新な新しい何かを始めるよりもなんでもなさそうな何かを続けることのほうが難しい。


2002.9.1

8月がやっと終わってくれた。

とにかく色々な事件の多い夏が終わろうとしてくれている。

暑さはまだもう少し残りそうだけど、私の夏はなんとか決着が着きそうだ。


2002.8.13

私が求めていたのは、日常には無い主従関係であり不安定の中にある信頼だった。

性欲の部分だけなら日常の中でも満たすことはできる。

必要なのは私の中の『牝犬』。

『牝犬』として扱われ、従い、快感を得る、自分自身を空にしたかったんだから。

今もそれは同じ。

もしもheartz様と時間を供にすることが無くなったとしても、

私の『牝犬』の部分が消えるわけではない。

私はきっとまた御主人様を探してしまうだろう。

不安定を楽しみ牝犬として従うために。


2002.8.12

始まりは単なる捌け口だったのかもしれない。

数有るサイトの中でSM系を選び、

そしてこのHPに辿り着くと迷わずheartz様に調教希望のメールを送った。

ここまで僅か30分程の事だったと思う。

随分前から縛られて犯されたい、有無を言わせぬ強さで虐げられ従わされたい、

自分の中の淫乱な部分を曝け出してみたい。

そんな願望はあった。

メールだけで終わらせるつもりは最初から無かった。

heartz様の前にもそういう目的で出会った人は居たものの私の願望を満たす相手ではなく一回切りだった。


2002.8.11

heartz様が私に何の感情も関心も興味も持たないと感じた時、

やっと終止符を打つことが出来るはず。

人の本心(自分の本心だって)なんてわかる訳もないのだから

そう感じてしまえばそれが答えとなってしまう。

自分に関心をもたない人(自分が関心を持てない場合も)、

に調教を受けたとしても虚しいだけだし関心を持たない者を調教することなど有り得ないはず。

それは調教ではなく単なるSMプレイ(遊び)というマスダーベーションでしかない。


2002.8.7

今日は久々に美味しい和食と日本酒でした。

とてもご機嫌です。先日heartz様と食べた焼肉も美味しかったし、

やっぱり美味しいものは人を幸せにするんだなぁなんて実感。

色々と面倒なこと考える時もあるし、

不機嫌になる日もあるけど、やっぱりheartz様が残した傷をみれば疼いてしまうし、

また逢いたいと思ってしまう。

私の人生は盛り沢山で幸せです。

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