platonic animalメイン

つむぎ(その3)

涼子日記を読んでの感想…… この前、始めて涼子さんの日記を読んだ時は

すごいショックだった。

たしかに自分だけの heartz様じゃないってよくわかってるつもりだったし、

理解もしてるつもりだった。でも 涼子さんの日記はあまりにも現実で、

そして痛いくらい気持ちがよく出てて…

気持ちがわかるだけに私はとてつもない憔悴感に襲われてた。

だからもうheartz様の事を思うのはやめよう…と思った。

いきなり感情をありのままぶつけたのに、それを理解してくれて受け止めてくれた

heart様を少しだけ独占できたような気でいた。

わけのわからないいらだち、孤独感、寂しさ…。

私は思い余って他の男と寝た。

私には今付き合ってる、私の事を大切にしてくれる男は数人はいる。

でも…寂しさはよけい私の全身を襲ってきた。

その日はメールも打てず、夜になってベッドに入ったら、

涙があとからあとから溢れ出して、自分でもこれが何を意味する涙なのか、

理解に苦しむほど感情を押さえる事ができずにいた。

…その時だ heartz様からの短いメールが入ったのは。

「元気にしてるか?」

なんという男なんだろう!

まるで私が こんな状態である事を見透かしているようなメール。

しばらく返事を返せず、やっと「寂しい」と返事を送った。

しばらくして「黙って俺についてこい」とメールをもらった時も

(一体この人は何人の女にこんな事言ってるんだろう)とよけい悲しくなって

返事もかえさず、涙でグショグショになった顔を洗いに行って、

ベッドに戻るとまたメール。

「泣くなら俺の胸で泣け」…もう どうする事もできずに、何も考えられずに、

電話番号をプッシュしてしまった。なぜか外はすごい風。

嵐のような風がふいてた。…まるで私そのものだった。

「悔しいか?」

そう言われた時、やっとわかった。私は悔しかったんだ。

やりばのない悔しさ、嫉妬。それらの感情が私を支配してたんだ。

しばらく話してるうちに ずい分気持ちが落ち着いてきた。

heartz様の、「俺は俺のやり方、お前はお前のやり方でいい」と言う言葉を聞いた時、

不思議と私の心はスーッっと軽く、そして暖かいものに包まれた。

そうか…そうなんだ。他の人と比べるから余計な感情に苦しめられるんだ。

私は私なりのやり方、愛し方でこの人にぶつかっていけばいいんだ、と思った。

だから私は今はとても暖かい居心地いいオーラに包まれているような

安心感でいる事ができる。

今のこの瞬間を大切に、そして私なりの愛し方で これからもやっていこうと思う。

いつの間にか風がやんでた。 それに気づいた時heartz様が言った。

「こっちはすごい風がふき出したぞ」って…。

……heartz様、いつもながらの長々メールでごめんなさい。

何か こないだの気持ち、ちゃんと残したくてメールしました。

呆れてる貴方の顔が目に浮かぶよ…(笑)


御主人様へ… つむぎより  つむぎです。初めてパソコンからメール送っています。

昨夜、「オープン・ハート」を読んだ後、不思議な感覚・・というのか、

今までずっと心のモヤがかかっていた不透明な部分が少しだけ見えてきたので

ご主人様にお話してみようと思います。もう 私も気がついている事だし、

多分ご主人様も気がついていらっしゃる事だと思いますが、

私には本名である「***」と、そして心の奥深くに眠らせている「つむぎ」と

二人の女が存在しているのです。 

いつから 私のなかに「つむぎ」が住みついたのか・・・ずっと考えていたけど、

今までわからなかったし、わかることがこわくて目をそむけてきたけど

この本を読んで答えが知りたくなって、目をつぶり精神統一して瞑想して

過去の私とむきあってみることにしたんです。・・・そうしたら・・見えてきたの・・

まだ幼かった私が経験してきたあらゆる事が・・


あれは いつだったか、まだ私が小学生低学年のころ、

父の友人一家と一泊旅行に出かけた時の事だった。

夜になって お風呂に入る時、私は別に何も考える事なく「パパとはいる」って

男湯のほうに入った。湯船に入って泳いでみたり無邪気に遊んでた時に、

おじちゃんが言ったんだ「***ちゃん、こっちおいで・・」って。

おじちゃんは、私を引き寄せると、

ふざけたふりをしてお湯をかけたり沈めるまねをしてみたり、

私はキャアキャア言ってよろこんでた。しばらくそうやっているうちに、

おじちゃんは私を自分のアグラをかいた膝の上に座らせた。

もちろんお風呂の中なので裸だ。 

何かおじちゃんのアレが私のおしりにあたるのが「気持ち悪いなァ・・」と

思っていたけど我慢してた。そのうちおじちゃんは、

幼かった私のアソコを「ここはちゃんときれいに洗っておかないとだめだぞ。」って

言いながら、まさぐっていた。私はくすぐったさを感じながらも、

とんでもない事をしてるんじゃないかと幼いながらも罪悪感を感じていた。

でも、今にして思うと私は あの時たしかに感じていた。

今までたんなるおじちゃんだと思っていた人に男を感じていた。

でも、こんな事 絶対に両親にはもちろん、他人にしられてはいけないだから、

ずーっと「悪い事」として私の奥深くに眠らせていた。

でも、たしかにこの時から 

私の中に もう一人の私「つむぎ」が存在するようになったと思う。

なんだか一度に思い出そうとすると とてつもなく疲れるので今日はこのへんで・・・


この前、少し私の小さい頃のことをお話して、

何だか忘れていた昔の事を次々と思い出し、私の中をつむぎが占領しそうで 

とてもこわくもあり、でもこのまま全部吐き出せたらどんなにか楽だろう・・という

複雑な気持ちです。 

でも、いままで誰にも話せなかった事をご主人様に話す事によって

本当の私が見えるんじゃないか・・と思い勇気をだしてお話します。 


あれは私が中学1年の初めの頃の事だ。

その日の日直当番だった私は、次の時間の美術の用意をするため、

一人で美術室で先生の手伝いをしていた。

道具を運ぼうとしていた私の後ろで先生は書き物をしていた・・はずだった。

いきなり何がおきたのかわからなかった。

気がつくと先生が私の後ろから抱きついていた。 

苦しくてもがいてる私の口をふさぎ、セーラー服の中に手をつっこみ

胸をまさぐっては 耳元でハアハアと荒い息をふきかけた。

「頼むから じっとしといて。」といいながら後ろから自分の下半身を

私のスカートに押し付けていた。 

時間にしたら多分そんなに長い時間ではなかったと思うけど、

私にとっては恐ろしく長い時間だった。恐怖で力の抜けた私だったけど、

フトわれにかえって思いっきり先生をつきとばした。 

次の瞬間左のほっぺたにシビレがはしった。あいつが平手で私をたたいたのだ。 

そのまま飛び出した私はずっと体育館倉庫の中で泣いていた。 

それから卒業するまであいつの授業にはでなかった。

ねこなで声であやまってきたり、話かけてきたけど 

とうとう卒業するまで一言も私は口をきかなかった。 

こんな事友達にも、ましてや親にも言うこともできず、

ずっと私の中で閉じ込めておこうと思っていた。

そんな事があってしばらくは立ち直れそうになかった。

私も、時間がたつとだいぶ事件の事は忘れて、いつもの生活をするようになっていた。 


でも・・それから5ヶ月位たったある日。

今思い出しても怖くて、それでも私の中でどうしようもない血が騒ぐ出来事があった。 

私は、一学年上の男の子から 放課後体育館の裏にきてほしい・・と呼び出された。 

多分 付き合ってくれ。と告白されるんだろうと思いチョッとドキドキしながら

指定された時間に行った。 そこには、一つ上の結構頭のいい、

でもおとなしいというイメージの先輩がいた。

「ちょっと目をつぶってくれる?」と言われた私は、

ラブレターでもくれるのかな・・と思って軽いつもりで目を閉じた。

・・・・ジョリッ・・・・

え・・?妙な感触で目をあけた私が見たものは ハサミをもった先輩だった。

先輩の左手には私の長い髪の毛が・・

「ごめんね。ごめんね。・・・これで許してね。」と私の胸ポケットに

二千円つっこんで先輩はいなくなった。 

私はただ恐怖で体が凍りついて足がガクガクしてその場に座りこんで

しばらく動けなかった。 どうして私はこんな目にあうんだろう・・。

私はなんにもしてないのに。

でも、私の何かが悪いから いつもこんな事がおきるんだ。 

これからは絶対誰の前でもスキをみせてはいけない。

誰の前でも自分の弱さを見せたりしない。強くなろう。しっかりしよう。

ずっとずっとこうやって表向きの私は頑張ってきた。

しっかりして、明るくて、なんにも悩みなんかなくて。

そんな女の子をやってきた。

でも・・実際は子供の頃からちょっとへんなおじさんや、美術教師や、

私の髪の毛で興奮している気持ちの悪い男たちに 私は感じていた。

普通の男より、少し変わった男に監禁されたり、おもちゃのように扱われるといった

場面を想像したりしてオナニーしていた。 本当は私はいい子なんかじゃない。

でも、いい子でいないと また何されるかわかんない。 

この頃から私は二人の自分を使い分けるようになっていった。

悪い子のつむぎはタバコもすって、万引きもして、無断欠席もして、いじめもした。

これは私じゃない。つむぎだ。悪いことをするのはいつもつむぎだ。

いつもいつも 私はつむぎのせいにして自分を正当化してきた。

つむぎが気のあるふりして男をひっかける。でも、いざとなるとマジメな私が邪魔をする。

もっとつむぎを楽しめばいいじゃん。・・でもやっぱり私にはできない。  

今までなんとなく使い分けてた私の中の二人を、

貴方に出会って一人の私にしてあげたくなった。もういいよね。

私である自分も許してあげたいし、つむぎの事も今までよく頑張ったね。

とほめてあげたいと思う。 

今度貴方に会ったら、きっと私は一つになれると思う。

早く逢いにきてね。

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